
ウィリー・ロニの写真展[パリ造幣局]の告知ポスター 地下鉄通路で
by RICOH GRX +P10 28-300mmF3.5-5.6 VC

ウィリー・ロニ展のパンフレットとロニの著書『Ce jour-là』folio
by OLYMPUS E-P2+ M.ZUIKO DIGITAL 9-18mmF4-5.6

アーヴィング・ペン展 [アンリ・カルティエ=ブレッソン財団]の
パンフレットと入場券
by OLYMPUS E-P2+ M.ZUIKO DIGITAL 9-18mmF4-5.6
こんにちは!
パリで脱力している脱力写真家・藤田一咲(いっさく)です。
今日のパリは朝から快晴。風がほとんどなくて暑かったです。
昨日食べられなかったアイスクリームを朝食からいただきました。
あまりにも暑いので、写真を撮るのは少し涼しくなってからと決めて、
パリに来てからずっと気になっていた写真展に行きました。
パリ造幣局の美術館でやっている「ウィリー・ロニ」展。
上の写真の1番目にもあるように、地下鉄とかカフェとか、
いろいろなところに告知ポスターがあって見たかったんです。
ウィリー・ロニは名前だけ見ると、アメリカ人か英国人みたいですが、
お父さんは東欧人で、ウィリーは1910年パリ生まれ。ユダヤ人。
パリをもっともパリらしく撮った写真で一番に思い出される写真家で、
ぼくにとってのパリの写真の原点のひとつが、このウィリー・ロニにありますが、
日本での知名度はちょっと低いように思います。
彼はすでに亡くなったと思っていたので、
なぜ、今頃、回顧展なのか、疑問に思ったのですが、
亡くなったのは、昨年の2009年9月11日(99歳)だったんですね。
で、100歳を記念して自ら写真展をやりたいと、
自分の写真の全てをフランス政府に寄付したとのこと。
それらの整理はまだまだこれからで、写真展も回を重ねていくことになるそう。
ネガだけで数千枚というからすごい数の未発表作品が眠っていることでしょう。
これからが楽しみです。
写真展の方は初期の作品から、近年のものまで、数も内容も、
充実していて、プリントの質もよく、とても素晴らしいものでした。
入場者が多く、かなり混んでいて、ロニの人気の高さを感じました。
日本でも、ぜひ、彼の写真展を開催してほしいものです。
(日本では2000年に京都の現代美術館で写真展があっただけだと思います)
ちなみに、ウィリー・ロニが自分のカメラを所有したのは16歳の1926年、
自分で初めてのローライフレックスを購入したのは1937年。
この年にはローライフレックスのオートマットが発売されていますから、
このモデルか、その前のスタンダードではないかと。
写真展の入り口に、1951年撮影のセルフポートレートがあって、
その写真を見ると、暗くてカメラを判別するのはやや困難ですが、
かなり年代物のローライフレックスで撮影しているように見えます。
ウィリー・ロニはお父さんが写真館をやっていたこともあり、
彼自身かなり早くから写真を撮っていたと思いますが、
スナップ撮影がかなりうまいです。
作品を見ると街撮りではローライフレックスを胸にさげたまま、
ノーファインダーで撮ったものも多いように思います。
ロニはジャーナリスティックな仕事での撮影もうまいのですが
彼の本領はスナップ撮影ですね。
日本では写真集も少ないのですが、
ぜひ、どこかで見かけたらチェックしてみてください。
ぼくは写真展の会場で彼の、2008年10月に出された著書『Ce jour-là』の、
2010年folioで再発されたものを購入。
日本語では、たぶん「この日-ここで」みたいな意味のタイトルで、
いろいろな写真を撮った時のことを
Ce jour-làで文章を始めて回想しているのをパラパラしています。
このタイトル、ドイツ生まれの映画監督・ヴィム・ヴェンダースの写真集『One day』
(邦訳書:「かつて」パルコ出版 2003年)を思い出しました。
他にも、今回パリに来た翌日に、アンリ・カルティエ=ブレッソン財団で
IRVING PENNの「Les Petits Métiers」展も見に行きました。
(7月25日までと閉展が近かったので)
この写真展も日本では開催されないかもしれないので、
見られて本当によかったです。
ファッションなどの広告写真家と知られるアーヴィング・ペンについて書き出すと
また長くなるのでやめておきますが、ぼくの大好きな写真家のひとり。
写真も素晴らしいのですが、発想力がすごくいいんです。
プリントはおおい焼きが職人芸で感動ものでした。
ペンは、やはりぼくも大好きなアジェやアウグスト・ザンダーに影響を受けて
この〈職業人シリーズ〉をパリで撮影したとのことです。
この写真展の協賛はオリンパスですが、
写真展、オリンパスといえば、東京のオリンパスギャラリーでは29日から
BSジャパンで放送された「大人の習い事・デジカメ散歩」で
使用された作品を展示した写真展
「デジカメ散歩 〜PENで撮るクリエーターの視線〜」を開催中です!
ぼくの写真も展示されていますので、
暑い日が続いているなかですが、ぜひ、会場に足をお運びください。
オリンパス Penの描写力の素晴らしさ、楽しさがとてもよくわかると思います。
よろしく! です。ラブ+ピース!

















