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PARIS GRAFFITI [2004/12]


書名:PARIS GRAFFITI
パリ・グラフィティ
[写真・文]:藤田 一咲
出版社:光村推古書院
定価:1,600円+税
発売年月:2004年12月
ページ数:109p
サイズ:18.8×15×1.2cm
ISBN-10:4838103433
ISBN-13:978-4838103430

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パリの落書きの魅力
GRAFFITI(グラフィティ)とはイタリア語で落書きのこと。 ポショワールと呼ばれる「型抜き」というスタイルの、フランスの伝統的ともいえるグラフィティをはじめ、パリで見られる様々な落書きを街角のアートとしてとらえ、写真と文で紹介しました。写真はぼくがパリに行くたびに撮っていたもので、古くは1970年代のものから収録されています。中には今ではよく知られる、当時は無名だった現代アーティストのものもあります。 本書ではパリの落書きの歴史はもちろん、落書きのメッセージ、背景にあるものまでぼくなりに解説しています。 見ているだけで楽しいのはもちろん、表現とは何か、の問いにまでちょっと迫った本です。美術館やギャラリーに並べられるものだけがアートでしょうか?見る側の誰も頼んだわけでもないのに、日々無意識に目に飛び込んでくる街にあふれる企業広告、その中にはエロティックなものや暴力的なものもあります。そして幸福の本質とは無関係にモノを買わせ、消費させることを加速させる広告。広告は落書きとは違いますが、落書きは本当に悪いものなのでしょうか?美しく、楽しい落書きを見ながら、たまにはそんなことを考えてみるのもいいかもしれません。

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