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絶滅危惧種を見に行く[2001/07]








書名:絶滅危惧種を見に行く
[写真・文]:藤田一咲
出版社:マガジンハウス
定価:1,470円 
発売年月:2001/07
ページ数:128p
サイズ:19×13.2×1.8cm
ISBN-10:483871288X
ISBN-13:978-4838712885

●本書は絶版になっています。

日本の絶滅危惧種を集めた本
「顔も知らない生きものに何らかの思いを寄せるのは難しい」という思いから北海道から沖縄まで絶滅が心配されている日本の動植物を撮影。写真と共に、絶滅の危機に瀕する野生生物の学名やレッドリストのランクをはじめとするデータを記載しています。写真に添えられた文章には、その生き物にまつわる言い伝えや生態について書かれており、動物ばかりでなく原生林、干潟、川、海、島などの失われ行く日本の自然環境も紹介しています。作者の鮮明な写真と印象的な言葉とが、消えゆく野生生物と私たちの距離を少しだけ近づけてくれるかもしれません【WWF(世界野生基金:World’s Wild Foundation)Nature Library野生生物[全般]に掲載された本書の紹介文から】

●21世紀を迎えるにあたって、カメラマンとしてきちんとした仕事を残しておきたいと思って企画した本。本書に登場する動物は、オオタカ、エゾヒグマ、ニホンカモシカ、ニホンザル、オオクワガタ、サンショウウオ、シマフクロウ、ジュゴン、カブトガニなど。 昆虫はオオムラサキ、ゲンゴロウ、ベッコウトンボ、コノハチョウなどが。植物はマリモ、オニバス、サクラソウなど。いずれも、もう見ることができなくなるかもしれない貴重な動植物たち。知らない動植物たちが知らないところで、誰にも知られることなく姿を消していっても、多くの人は平気でいられでしょう。けれど、それを知るとき心が痛みます。なぜでしょう? その痛みはどこから来るのでしょう? その心の痛みを知ること、それが自然保護、環境保護につながっていくのではないか。という一風変わった観点からの自然保護を訴えたのが本書です。日本中の自然保護施設・動物園・研究所に協力をお願いして出来上がりました。一部の中学校、高校の入試問題に使われているくらい文章はとても読みやすく、分かりやすい内容で、子どもも大人も楽しめます。 できれば親子で一緒に読んでもらえるとうれしい本です。

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